茨城県の野生動植物データベース

リュウキンカ

カテゴリ レッドデータ種
生物のグループ 種子植物・シダ植物
高次分類名【和名】 被子植物  真正双子葉類  キンポウゲ目   キンポウゲ科 
高次分類名【学名】 Angiosperms  Eudicots  Order Ranunculales  Family Ranunculaceae
種名/亜種・変種・品種名 種名【和名 英名】 リュウキンカ
亜種・変種・品種名【和名】 リュウキンカ
種名【学名】 Caltha palustris  L.
亜種・変種・品種名【学名】 var.  nipponica  H. Hara 
分布 国内 本州, 九州
国外 サハリン
生物学的情報 山地にある沼沢地の浅水中や湿地に生える多年草。
根出葉は長柄があり叢生,心円形~腎円形,基部は深くへこみ,葉縁の鋸歯は波形で鈍い。花茎は直立して高さ15~50cm,茎頂および茎葉腋より出る。花は径3.5mmほどで黄金色,花弁はなく,花弁状のがく片は卵状楕円形である。雄ずいは多数。
近似のエンコウソウは花茎が直立せず,花後倒れるように地につく。エゾノリュウキンカはリュウキンカより大型で,茎は直立して50~80cm。根出葉は腎形で鋸歯は細かく3角状で規則的に並ぶ。
分布生息状況 浅い水中や湿地に生える。城里町,大子町に生育するが,個体数は減少している。

レッドデータ・カテゴリ 茨城県2012:絶滅;茨城県1997:危急種;環境省2012:該当なし
レッドデータ選定理由 生息地の環境が悪化し,近年記録がない。
生存の危機 浅水や湿地に生育し,水環境の変化に弱い。また,園芸用に採取されことも大きな影響を与えた。
特記事項
引用・参考文献 茨城県環境保全課 1997 茨城における絶滅のおそれのある野生生物< 植物編> 茨城県環境保全課
執筆者名(協力者名)

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