カテゴリ | レッドデータ種 | |
---|---|---|
生物のグループ | 哺乳類 | |
高次分類名【和名】 | 脊索動物門  哺乳綱  ネコ目(食肉目)  クマ科  | |
高次分類名【学名】 | Phylum Chordata  Class Mammalia  Order Carnivora  Family Ursidae | |
種名/亜種・変種・品種名 | 種名【和名 英名】 | ツキノワグマ Japanese black bear |
亜種・変種・品種名【和名】 | ニホンツキノワグマ | |
種名【学名】 | Ursus thibetanus Cuvier | |
亜種・変種・品種名【学名】 | Ursus thibetanus japonicus Schlegel  | |
分布 | 国内 | 本州, 四国 |
国外 | 日本固有亜種 | |
生物学的情報 | 成獣の体重はオスで80~100㎏,メスで50~70㎏程度で,胸に三日月型の白斑がある個体が多い。 冬期には樹洞,土穴,岩穴などで冬眠に行う。メスは冬眠中に1~2頭の仔を出産する。交尾期は6月前後で,受精卵の着床遅延を行う。雑食性であるが,食物のほとんどは植物質で,特に秋期には冬眠前の体脂肪蓄積のために堅果類を飽食する。 近似種はいない。 |
|
分布生息状況 | 本州,四国に分布するが,四国では絶滅の危機にある。 また,かつては九州にも分布したが,すでに絶滅したと考えられている。本州の各地では分布域が拡大傾向にある。東日本,西日本,紀伊半島・四国の3つの大きな遺伝的グループに分けられる。 県内では,八溝山地および阿武隈山地で生息情報がある。大子町では,幼獣の交通事故事例もあり,定着が示唆される。 |
|
レッドデータ・カテゴリ | 茨城県2016:情報不足:注目種:最近県内での生息が確認された種であるが,県内の分布がまだ十分に調査されていない種;茨城県2000:対象外;環境省2014:絶滅のおそれのある地域個体群(下北半島,紀伊半島,四国,東中国,西中国) | |
レッドデータ選定理由 | ③生息地の局限 近世に茨城県から姿を消したと考えられるが,最近になって県北の一部地域に再侵入している。 |
|
生存の危機 | 分布の状況が不明である。 | |
特記事項 | IUCNでVU(危急種)に指定。 | |
引用・参考文献 | ||
執筆者名(協力者名) | 山﨑晃司 |