茨城県の野生動植物データベース

チビアオゴミムシ 

カテゴリ レッドデータ種
生物のグループ 昆虫・クモ類
高次分類名【和名】 節足動物門  昆虫綱  コウチュウ目(鞘翅目)  オサムシ科 
高次分類名【学名】 Phylum Arthropoda  Class Insecta  Order Coleoptera  Family Carabidae
種名/亜種・変種・品種名 種名【和名 英名】 チビアオゴミムシ
亜種・変種・品種名【和名】
種名【学名】 Eochaenius suvorovi Semenov, Tian et Shanskij
亜種・変種・品種名【学名】
分布 国内 本州
国外 シベリア
生物学的情報 体長8.7~9.2㎜。全体に黄緑色で金色の細毛に覆われ,肢と触角は褐色。
河川や沼沢地のヨシやスゲ類の生じた湿性草地に生息する。
1属1種の優美な種で,細身の体型から同定を誤ることはない。
分布生息状況 国内では本州の特産で,関東地方・利根川水系の記録が多い。海外ではシベリアにも分布する。
取手市の小文間や利根川畔,境町,古河市渡良瀬川畔から記録されている。
レッドデータ・カテゴリ 茨城県2016:絶滅危惧Ⅱ類;茨城県2000:対象外;環境省2014:絶滅危惧ⅠB類
レッドデータ選定理由 ①生息環境の悪化 ②大部分の個体群における個体数の減少 ③生息地の局限
生息環境が限られ,近年では個体数も著しく減少して絶滅が心配される。
生存の危機 主に河川敷などの低湿地に生息することから,改修工事などによる生息環境の劣化や消滅などによって生存が脅かされている。
特記事項
引用・参考文献
執筆者名(協力者名) 大桃定洋
西山 明

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