カテゴリ | レッドデータ種 | |
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生物のグループ | 鳥類 | |
高次分類名【和名】 | 脊索動物門  鳥綱  ハト目  ハト科  | |
高次分類名【学名】 | Phylum Chordata  Class Aves  Order Columbiformes  Family Columbidae | |
種名/亜種・変種・品種名 | 種名【和名 英名】 | シラコバト Eurasian collared dove |
亜種・変種・品種名【和名】 | ||
種名【学名】 | Streptopelia decaocto Frivaldszky | |
亜種・変種・品種名【学名】 | ||
分布 | 国内 | 本州 |
国外 | ヨーロッパ中部,インド,中国,朝鮮半島 | |
生物学的情報 | 全長約32.5㎝。雌雄同色。頭,頸,胸,腹部は灰褐色で後頸に黒い横帯がある。背,肩羽,中央尾羽は褐色。外側尾羽は先端が白く基部は黒色。初列風切羽は黒色,次列風切羽は灰色。嘴は黒く,足は赤色。 人家付近の林や小樹林,養鶏場,養豚場などの畜舎が点在し,近くに小河川がある所に好んで生息している。畑や田圃などの地上で主に植物質の餌を採る。ポポーポポポーポと繰返し鳴く。 近似種はいない。 |
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分布生息状況 | ヨーロッパ中部,インド,中国,朝鮮半島に生息。日本では留鳥として埼玉県などの一部や茨城県西地域の一部に生息している。 関東地方の利根川水系の流域に生息域があり,県西はその東限にあたり,畜産業の盛んな地域で局地的に生息している。 |
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レッドデータ・カテゴリ | 茨城県2016:絶滅危惧ⅠA類;茨城県2000:希少種;環境省2014:絶滅危惧ⅠB類 | |
レッドデータ選定理由 | ①生息環境の悪化 ②大部分の個体群における個体数の減少 ③生息地の局限 畜産業の飼料に依存して生活するが,価格高騰と鳥インフルエンザ対策による畜舎の近代化で安定的な餌の確保が困難になり,オオタカなどの天敵の脅威もある。 |
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生存の危機 | 2013年の補足調査で,本県における確実な生息数は5羽未満であり,安定した個体群の形成が困難な状況にある。 | |
特記事項 | 個体数の著しい減少による分布域の縮小と孤立化が激し い。 | |
引用・参考文献 | ||
執筆者名(協力者名) | 池野 進・石井省三 |