茨城県の野生動植物データベース

サトウナガタマムシ 

カテゴリ レッドデータ種
生物のグループ 昆虫・クモ類
高次分類名【和名】 節足動物門  昆虫綱  コウチュウ目(鞘翅目)  タマムシ科 
高次分類名【学名】 Phylum Arthropoda  Class Insecta  Order Coleoptera  Family Buprestidae
種名/亜種・変種・品種名 種名【和名 英名】 サトウナガタマムシ
亜種・変種・品種名【和名】
種名【学名】 Agrilus satoi Kurosawa
亜種・変種・品種名【学名】
分布 国内 本州, 四国, 九州
国外 台湾
生物学的情報 体長7.0~9.7㎜。背面は黒色で赤紫色を帯び,腹面は黒みを帯びた金緑色。通常は上翅端部1/4近くに一対の白色毛斑を現すが,消失する個体もいる。
成虫は6月に現れ,カシ類の伐採木に集まる。
上翅端の白色毛斑が消失した個体は同属のコクロナガタマムシ A. yamawakii に似るが,上翅先端部が突出することで容易に区別される。
分布生息状況 原産地は台湾で,日本では本州(茨城県以南),四国,九州に分布する。
つくば市小田の筑波山麓と笠間市(旧岩間町)愛宕山麓の2カ所からの記録しかない。
レッドデータ・カテゴリ 茨城県2016:準絶滅危惧;茨城県2000:対象外;環境省2014:対象外
レッドデータ選定理由 ③生息地の局限
県内にはシラカシは普通に分布するものの,本種の生息確認は僅かな地だけであり,非常に局所的な分布をもつ種である。
生存の危機 里山環境などにおける太いシラカシ材の伐採が目立ち,生息が脅かされている。
特記事項 西南日本に分布の中心を持つ種で,本県は北限の産地である。
引用・参考文献
執筆者名(協力者名) 大桃定洋

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