茨城県の野生動植物データベース

コガタコオロギ 

カテゴリ レッドデータ種
生物のグループ 昆虫・クモ類
高次分類名【和名】 節足動物門  昆虫綱  バッタ目(直翅目)  コオロギ科 
高次分類名【学名】 Phylum Arthropoda  Class Insecta  Order Orthoptera  Family Gryllidae
種名/亜種・変種・品種名 種名【和名 英名】 コガタコオロギ
亜種・変種・品種名【和名】
種名【学名】 Velarifictorus ornatus (Shiraki)
亜種・変種・品種名【学名】
分布 国内 本州, 四国, 九州, 沖縄
国外 台湾
生物学的情報 体長雄雌とも15~16㎜。
ツヅレサセコオロギによく似ているが前翅が短い。また成虫の出現時期が本種は初夏なので重ならない。雌の産卵器は短い。幼虫で越冬する。乾いた芝地や草原に生息し,雄は間隔をおいてビーッと一声ずつ鳴くが地味な声なので一般に気づかれにくい。
ツヅレサセコオロギとは成虫の出現時期と鳴き声で区別できる。
分布生息状況 本州,四国,九州,対馬,南西諸島;国外では台湾にも分布する。
ひたちなか市などから記録がある。いずれも乾いた芝地や草地に生息し個体数は少ない。
レッドデータ・カテゴリ 茨城県2016:準絶滅危惧;茨城県2000:希少種;環境省2014:対象外
レッドデータ選定理由 ①生息環境の悪化 ③生息地の局限
茨城県では生息地が少なく,常陸那珂港のような開発によって生息地が減少しつつある。
生存の危機 生息地は開発に適した所が多く,工業団地や宅地などに改変されつつある。
特記事項
引用・参考文献
執筆者名(協力者名) 井上尚武

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