茨城県の野生動植物データベース

アカテガニ 

カテゴリ レッドデータ種
生物のグループ その他無脊椎動物
高次分類名【和名】 節足動物門  軟甲綱  エビ目(十脚目)   ベンケイガニ科 
高次分類名【学名】 Phylum Arthropoda  Class Malacostraca   Order Decapoda  Family Sesarmidae
種名/亜種・変種・品種名 種名【和名 英名】 アカテガニ
亜種・変種・品種名【和名】
種名【学名】 Chiromantes haematocheir (de Haan)
亜種・変種・品種名【学名】
分布 国内 本州, 四国, 九州
国外 朝鮮半島,中国大陸沿岸,台湾
生物学的情報 甲長30㎜,甲幅35㎜程度。ハサミ脚が顕著に赤くなる。甲は四角形で背面は平滑で光沢がある。甲の側縁に切れ込みはない。歩脚の上縁及び下縁に短毛が列生する。干潟の後背地のヨシ原や陸側の土手や松林などの山林を生息地とする。夏季の繁殖期には抱卵したメスが幼生をかえすため,大潮の夜に海辺まで降りてくる。
近似種のベンケイガニは甲の側縁に二対の棘をもつ。
分布生息状況 青森県~九州。国外では朝鮮半島,中国大陸沿岸,台湾。
県内では,茂宮川河口,那珂川,利根川下流部(神栖市)。
レッドデータ・カテゴリ 茨城県2016:準絶滅危惧;茨城県2000:対象外;環境省2014:対象外
レッドデータ選定理由 ①生息環境の悪化 ③生息地の局限
生息地が限定されている。生息地の環境が改変をうけ,悪化するおそれがある。
生存の危機 差し迫った危機はないが,将来的に生息地が改変を受けて悪化するおそれがある。
特記事項 汽水域の陸地側に分布し,近隣地方では保護が必要とされている。[千葉:一般保護生物,日本ベントス学会:絶滅の恐れのある地域個体群(東北地方)]
引用・参考文献
執筆者名(協力者名) 森野 浩・中山聖子

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