茨城県の野生動植物データベース

トウキョウダルマガエル

カテゴリ レッドデータ種
生物のグループ 両生爬虫類
高次分類名【和名】 脊索動物門  両生綱  無尾目  アカガエル科 
高次分類名【学名】 Phylum Chordata  Class Amphibia  Order Anura  Family Ranidae
種名/亜種・変種・品種名 種名【和名 英名】 ダルマガエル Daruma pond frog
亜種・変種・品種名【和名】 トウキョウダルマガエル
種名【学名】 Pelophylax porosus (Cope)
亜種・変種・品種名【学名】 Pelophylax porosus porosus (Cope) 
分布 国内 北海道, 本州
国外
生物学的情報 成体は,雄・雌とも同じ色で,体色では区別できない。背中線を持ち,背面に円くて孤立している黒い斑紋がある。主に平地や山地付近の池や水田に生息し,繁殖期は4月下旬から7月。雄は水面に浮きながら,テリトリーを持ちゲゲゲと鳴きながら雌をまつ。
近似種のトノサマガエルとは,黒斑紋が独立し,雄と雌が同系色であることで区別できる。
分布生息状況 自然分布としては関東平野,仙台平野,新潟県中部・南部,長野県北部・中部に確認され,北海道には1990年に侵入が確認された。
県内に広く生息する。主に水田や池などの水辺に生息し,水かきが発達し,泳ぐことが得意である。
レッドデータ・カテゴリ 茨城県2016:情報不足の注目種(最近県内での生息が確認された種であるが,県内の分布域がまだ十分に調査されていない種);茨城県2000:対象外;環境省2014:準絶滅危惧
レッドデータ選定理由 ①生息環境の悪化 ②大部分の個体群における個体数の減少 
生息環境の悪化により,特に県南・県西地域では,急激に生息数が減少している。
生存の危機 水田の圃場整備や乾田化等の影響により,生息数が急激に減少している。
特記事項 従来 Rana 属の亜属とされていたが,近年 Pelopylax 属に変更された。千葉県(2011)では重要保護動物として,栃木県(2011)では,準絶滅危惧(Cランク)として,福島県(2003)では,未評価として扱われている。





















撮影 早瀬長利

では,準絶滅危惧(C ランク)として,福島県(2003)では,未評価

として扱われている。
引用・参考文献
執筆者名(協力者名) 早瀬長利

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