茨城県の野生動植物データベース

クズハキリバチ 

カテゴリ レッドデータ種
生物のグループ 昆虫・クモ類
高次分類名【和名】 節足動物門  昆虫綱  ハチ目(膜翅目)  ハキリバチ科 
高次分類名【学名】 Phylum Arthropoda  Class Insecta  Order Hymenoptera  Family Megachilidae
種名/亜種・変種・品種名 種名【和名 英名】 クズハキリバチ
亜種・変種・品種名【和名】
種名【学名】 Megachile pseudomonticola Hedicke
亜種・変種・品種名【学名】
分布 国内 本州, 九州
国外 中国,台湾
生物学的情報 体長は16~20㎜。体は黒色で触角と脚は赤褐色を帯びる。雌雄とも胸部の毛は黄褐色毛で,黒毛を交えず,腹部第1背板には密な黄褐色の毛があり,第2背板後縁には同色の明瞭な毛帯がある。
7~9月にかけて出現し,クズ,ハギ,ミソハギなどに訪花する。
オオハキリバチに似るが,本種は腹部第2背板後縁に顕著な毛帯がある。
分布生息状況 本州,九州;国外では中国,台湾。
県内において標本で確認できる生息地は,美浦村の陸平遺跡の1個体のみであった。クズに好んで訪花するため,県内に広く分布すると思われる。
レッドデータ・カテゴリ 茨城県2016:情報不足(最近県内での生息が確認された種であるが,県内の分布域がまだ十分に調査されていない種);茨城県2000:対象外;環境省2014:情報不足
レッドデータ選定理由 ③生息地の局限
標本で確認できる生息地は,美浦村の陸平遺跡の1個体のみであった。県内に広く分布すると思われるが密度は低い。
生存の危機 従来より珍しい種で記録は少ない。クズは県内に広く分布するのに,個体数が少ない理由は不明である。
特記事項
引用・参考文献
執筆者名(協力者名) 久松正樹

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