カテゴリ | レッドデータ種 | |
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生物のグループ | 昆虫・クモ類 | |
高次分類名【和名】 | 節足動物門  昆虫綱  ハチ目(膜翅目)  ギングチバチ科  | |
高次分類名【学名】 | Phylum Arthropoda  Class Insecta  Order Hymenoptera  Family Crabronidae | |
種名/亜種・変種・品種名 | 種名【和名 英名】 | ニッポンハナダカバチ |
亜種・変種・品種名【和名】 | ||
種名【学名】 | Bembix niponica Smith | |
亜種・変種・品種名【学名】 | ||
分布 | 国内 | 北海道, 本州, 四国, 九州 |
国外 | 朝鮮半島,台湾,中国 | |
生物学的情報 | 体長20~23㎜で,体は黒色,黄白色の斑紋を有する。上唇が非常に長く,この種名がつけられた。 乾いた砂地に好んで営巣するため,海浜,河川敷などで見られることが多いが,県内では公園や学校の砂場につくられた例が多い。成虫は深く坑道を掘り幼虫室を設け,最初に狩った獲物に卵を産み付ける。その後,幼虫の成長に合わせて獲物を随時運び込む。幼虫の餌は,アブ類,ニクバエ類,キンバエ類,ハナアブ類,サシバエ類,コウカアブ類などハエ目昆虫が知られている。 体型や大きさが一見するとクロスズメバチに似るが,本種は黄白色の斑紋部が腹部に幅広く広がり,区別は容易である。 |
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分布生息状況 | 北海道,本州,四国,九州;国外では朝鮮半島,台湾,中国。 県内ではひたちなか市(水戸射爆場跡地)や東海村でしか記録がなかった。近年,県南西部でも記録されており,県平野部の砂質土壌に生息する。 |
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レッドデータ・カテゴリ | 茨城県2016:絶滅危惧Ⅱ類;茨城県2000:危急種;環境省2014:絶滅危惧Ⅱ類 | |
レッドデータ選定理由 | ①生息環境の悪化 ③生息地の局限 生息地のひとつであるひたちなか市から東海村にかけての砂丘地帯は,大規模の港湾開発が進み,確実に生息地の減少が見 られる。新たな記録も増えているが,いずれも不安定な場所で,恒常的に生息確認ができる場所は,坂東市大崎地内のみである。 |
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生存の危機 | 開発による生息地の減少が懸念される。 | |
特記事項 | ||
引用・参考文献 | ||
執筆者名(協力者名) | 久松正樹 |