茨城県の野生動植物データベース

ヒメキマダラヒカゲ 

カテゴリ レッドデータ種
生物のグループ 昆虫・クモ類
高次分類名【和名】 節足動物門  昆虫綱  チョウ目(鱗翅目)  ジャノメチョウ科 
高次分類名【学名】 Phylum Arthropoda  Class Insecta  Order Lepidoptera  Family Satyridae
種名/亜種・変種・品種名 種名【和名 英名】 ヒメキマダラヒカゲ
亜種・変種・品種名【和名】
種名【学名】 Zophoessa callipteris (Butler)
亜種・変種・品種名【学名】
分布 国内 北海道, 本州, 四国, 九州
国外 中国大陸南部
生物学的情報 開張55㎜位。中型のジャノメチョウ。
成虫出現は年1回。8月上旬~9月下旬。他県の亜高山地域に比べて始めと終息が2旬遅れる。食草は,スズタケ,クマザサ,アズマネザサなどのササ類。
ヤマキマダラヒカゲとは,翅形斑紋で区別できる。
分布生息状況 北海道・本州・四国・九州に分布。北海道では低地に,四国, 九州では高山にのみ生息する。国外では中国大陸南部に分布する。
県内では多賀山地や久慈山地,八溝山塊の標高の高い地域の安定 した冷温帯林の林床に生息する。森林伐採で取り残された小規模の樹林にも姿を見ることがあるが,出現状態は不安定である。標高の低い山地 や,低地でも記録されている。低地では,水戸市の笠原湧水地や,真壁町の桜川湿地で各1個体が記録されている。
レッドデータ・カテゴリ 茨城県2016:絶滅危惧Ⅱ類;茨城県2000:希少種;環境省2014:対象外
レッドデータ選定理由 ③生息地の局限
県北山地の安定した森林の林床に生息する。生息地及び個体数が少ない。
生存の危機 冷温帯林の伐採によって,大きな影響を受けている。
特記事項
引用・参考文献
執筆者名(協力者名) 塩田正寛
佐々木泰弘
有賀俊司

« 前のページに戻る