茨城県の野生動植物データベース

オオムラサキ 

カテゴリ レッドデータ種
生物のグループ 昆虫・クモ類
高次分類名【和名】 節足動物門  昆虫綱  チョウ目(鱗翅目)  タテハチョウ科 
高次分類名【学名】 Phylum Arthropoda  Class Insecta  Order Lepidoptera  Family Nymphalidae
種名/亜種・変種・品種名 種名【和名 英名】 オオムラサキ
亜種・変種・品種名【和名】
種名【学名】 Sasakia charonda (Hewitson)
亜種・変種・品種名【学名】
分布 国内 北海道, 本州, 四国, 九州
国外 朝鮮半島,中国東北部,ベトナム,台湾北部
生物学的情報 開張90㎜位。大形のタテハチョウ。♂の翅表は濃い紫色。♀は♂より大形で翅表は茶褐色。
成虫の出現は年1回,7~8月。食樹はニレ科のエノキ。雑木林が生息環境。
紛らわしい種はない。
分布生息状況 北海道の一部,本州,四国,九州; 国外では朝鮮半島,中国東北部,ベトナム,台湾北部に分布する。
生息には,エノキを交える,安定した規模の大きい雑木林を必要とする。山地では,個体数は少ないが全域に分布する。関東平野部での減少が著しく生息地が少なくなっている。
レッドデータ・カテゴリ 茨城県2016:絶滅危惧Ⅱ類;茨城県2000:希少種;環境省2014:準絶滅危惧
レッドデータ選定理由 ①生息環境の悪化 ②大部分の個体群における個体数の減少
かつては,生息地も個体数も多かったが,現在に進むにしたがって生息地は激減している。
生存の危機 開発に伴い,雑木林の縮小化・消失で生息地が失われている。近年,自然観察施設の設置によって本種の生息環境が確保されている。
特記事項
引用・参考文献
執筆者名(協力者名) 塩田正寛
佐々木泰弘
有賀俊司

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