茨城県の野生動植物データベース

スジボソヤマキチョウ 

カテゴリ レッドデータ種
生物のグループ 昆虫・クモ類
高次分類名【和名】 節足動物門  昆虫綱  チョウ目(鱗翅目)  シロチョウ科 
高次分類名【学名】 Phylum Arthropoda  Class Insecta  Order Lepidoptera  Family Pieridae
種名/亜種・変種・品種名 種名【和名 英名】 スジボソヤマキチョウ
亜種・変種・品種名【和名】
種名【学名】 Gonepteryx aspasia (Ménétriès)
亜種・変種・品種名【学名】
分布 国内 本州, 四国, 九州
国外 朝鮮半島,中国北東部
生物学的情報 開張60㎜前後。大形のシロチョウで,前翅端がとがっている。♂は黄色,♀は白色。
成虫の出現は年1回。7月~9月。成虫は越冬し,翌年4月に姿を見せ産卵し終息する。食樹はクロウメモドキ。
県内では近似種はいない。
分布生息状況 本州,四国,九州;国外では,朝鮮半島,中国北東部に分布する。
県内では多賀山地の標高の高い地域に生息する。渓流沿いの林縁や湿地が生息場所である。八溝山塊でも6月に新鮮個体が記録されている。
レッドデータ・カテゴリ 茨城県2016:絶滅危惧ⅠB類;茨城県2000:希少種;環境省2014:対象外
レッドデータ選定理由 ①生息環境の悪化 ②大部分の体群における個体数の減少 ③生息地の局限
生息地が県北山地に限られ,局地的である。近年個体数減少が著しい。
生存の危機 食樹が自生する湿地環境が,森林伐採や乾燥化・環境整備などで悪化し,個体数が減少していると考えられる。
特記事項
引用・参考文献
執筆者名(協力者名) 塩田正寛
佐々木泰弘
有賀俊司

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