茨城県の野生動植物データベース

アオヘリアオゴミムシ 

カテゴリ レッドデータ種
生物のグループ 昆虫・クモ類
高次分類名【和名】 節足動物門  昆虫綱  コウチュウ目(鞘翅目)  オサムシ科 
高次分類名【学名】 Phylum Arthropoda  Class Insecta  Order Coleoptera  Family Carabidae
種名/亜種・変種・品種名 種名【和名 英名】 アオヘリアオゴミムシ
亜種・変種・品種名【和名】
種名【学名】 Chlaenius praefectus Bates
亜種・変種・品種名【学名】
分布 国内 本州, 四国, 九州, 沖縄
国外 台湾,中国,東南アジア,インド
生物学的情報 体長16.5~17.0㎜。全体に暗黒色で,頭部と前胸背板は緑銅あるいは赤銅色の光沢に富み,上翅側縁部は緑色に輝く。
北方系の同属種ツヤキベリアオゴミムシ C. spoliatus motschulskyi は県内に分布するものの非常に稀な種で,上翅が赤銅色光沢の強い緑色に輝くことで容易に区別される。
分布生息状況 本州,四国,九州,琉球;国外では台湾,中国,東南アジア,インドにも分布する。
県内では河川敷,水田,池沼周辺などの湿地に生息し,常総台地の常総市(旧水海道市)および北総台地の守谷市や取手市から記録されている。
レッドデータ・カテゴリ 茨城県2016:絶滅危惧ⅠA類;茨城県2000:対象外;環境省2014:絶滅危惧ⅠA類
レッドデータ選定理由 ①生息環境の悪化 ③生息地の局限
池沼周辺の限られた環境に生息するが生息地は非常に局所的,かつ不安定な環境のために,絶滅が危惧される。
生存の危機 全国的に急激に個体数が減少しているが,その原因は不明。茨城県でも最近の50年に記録はなく,絶滅してしまったか心配される。
特記事項 南方系の種で,関東平野では極めて稀。茨城県は北限の分布。
引用・参考文献
執筆者名(協力者名) 大桃定洋
西山 明

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