茨城県の野生動植物データベース

オゼイトトンボ 

カテゴリ レッドデータ種
生物のグループ 昆虫・クモ類
高次分類名【和名】 節足動物門  昆虫綱  トンボ目(蜻蛉目)  イトトンボ科 
高次分類名【学名】 Phylum Arthropoda  Class Insecta  Order Odonata  Family Coenagrionidae
種名/亜種・変種・品種名 種名【和名 英名】 オゼイトトンボ
亜種・変種・品種名【和名】
種名【学名】 Coenagrion terue (Asahina)
亜種・変種・品種名【学名】
分布 国内 北海道, 本州
国外 日本固有種
生物学的情報 体長35㎜内外のやや華奢な感じがするイトトンボである。雄の体色は青味が強い水色で雌は白色がかった水色である。
成虫は5~7月に出現し,ヨシ・ガマなどが繁茂する池沼や湿地,休耕田などに生息する。
同属のエゾイトトンボに酷似するが,腹部第 2 節背面のワイングラス状の斑紋で区別できる。
分布生息状況 日本固有種であり,北海道および新潟,長野,群馬,栃木,茨城県以北の東北地方に分布する。
県内では県北から県央地域を中心に,山間部から低湿地,休耕田などに広く分布している。東海村,ひたちなか市の生息地は海に最も近接した低地である。湿地の荒廃・乾燥化により減少傾向にある。
レッドデータ・カテゴリ 茨城県2016:準絶滅危惧;茨城県2000:希少種;環境省2014:対象外
レッドデータ選定理由 ①生息環境の悪化 ②大部分の個体群における個体数の減少 ③生息地の局限
開発による湿地や池沼の埋め立て,改修・浚渫工事による植生の変化,管理不足による荒廃,外来魚の放流などにより生息環境が悪化している。
生存の危機 生息環境が悪化しつつあり,生息地の埋め立て,個体数の減少が懸念される。
特記事項 埼玉県(絶滅)。
引用・参考文献
執筆者名(協力者名) 渡辺 健(廣瀬 誠)

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